お茶は農産物であり、加工品でもあります
茶畑での栽培技術と茶工場での加工技術、両方が必要です
茶樹に負担のかけないように専門の業者さんと相談しながら薬剤・肥料を選び、必要最低限の農薬使用にとどめ、適度な施肥管理をして摘み頃を逃さないように茶を収穫することを心がけています
製茶工場では目と鼻と手の感覚で、常に茶葉の状態を確認しながら加工しています
どんなに機械が正確に作動しても
【どのタイミングでどういった加工をするか】
を決めるのは人間です
茶加工の原点である“手揉み茶”の研修にも参加し、茶を揉む技術や感覚を養っています
同じように見える茶葉ですが、それぞれ畑や場所、収穫のタイミングによって違いがあり、それに合わせて適切な加工ができるよう、毎回の加工に神経を使います
朝宮の山間傾斜地に広がる茶畑は水はけがよく
一日の気温差が激しいことから朝霧が発生しやすいなど
お茶の生育にはとても良い環境の地です
しかし傾斜地であることゆえ大きな機械の導入ができず
ひとつひとつの作業効率は決して良いとは言えません
大量生産はできませんが
小規模ゆえに栽培・収穫や製造ひとつひとつを自らが行い
丁寧にお茶と向き合っています