滋賀県の南部に位置する甲賀市信楽町
愛くるしい狸の置物をはじめとする「信楽焼」がある町
その信楽の西部・朝宮地区は
平安時代に最澄が唐より種を持ち帰り植えたとされる
日本最古の茶産地(比叡山山麓とその周辺)とされ
標高300~450m
歩くのも大変なほどの急斜面は水はけが良く
朝夕の温度差が大きい
この地で発生しやすい朝霧は
澄んだ空気と清らかな水をもたらします
最高の自然環境が育む茶の樹からは
香りが高くコクのあるお茶が生まれます
「香り朝宮」と呼ばれる独特の香りを有し
全国各地で高い評価を得る一方
自然の地形を活かす茶作りのため
生産量が大変少ない希少なお茶です
現在も約40戸の茶農家が
茶のある風景と技術を脈々と今に伝えています